春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

一昨々日のヘイトスピーチ判決で残念ながら落選対象となった山崎敏充氏・・・。最高裁判所裁判官国民審査はもはや形式だけの制度

 昨日、情報収集をしていると、次のブログ様のとある記事を見かけました。


記事の内容はまさに正論といったもので、問題は、締めくくりの一節でした。

裁判官のさじ加減ひとつで言論に対して賠償責任が生じるようでは、日本国は、恐怖支配となりります。本判決を出した山崎敏充裁判長には、来る14日の国民審査において、日本国民の多くから×を付けられるのではないかと予測するのです 

 山崎敏充氏はわたしの過去記事で言及している通り、今回の最高裁判所裁判官国民審査で審査される裁判官の1人とだけあって、思わずビックリしてしまいました。

 

 本判決を出した、とあったので事実関係を調査すると、毎日新聞の報道がありました。

 ヘイトスピーチで名誉を傷付けられたなどとして、京都朝鮮第一初級学校(現・京都朝鮮初級学校)を運営する京都朝鮮学園が、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員ら9人に賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は9日付で、在特会側の上告を棄却する決定を出した。街頭宣伝活動を人種差別と認め、在特会側に約1200万円の賠償を命じた1、2審判決が確定した

 「在日特権を許さない市民の会」もたしかにいきすぎているところもありますが、かといって、朝鮮総連やそれに関係する朝鮮学校が何らの落ち度もないかといったらそんなことはまったくなく、かの拉致事件にも暗躍したというのは普通に耳にすることです。事実上、北朝鮮の工作機関であるのは間違いなく、司法としてはそういう裏事情のある朝鮮サイドの言い分を跳ね除けるのがベスト、それが難しいのならどちらも可能な限り対等に扱うのが常識なのではないでしょうか。まるで在特会だけが悪いかのように見える今回の上告棄却というかたちのヘイトスピーチ判決は明らかに一方的なものです。

 

 国民審査直前の本判決が出るまでは、山崎敏充氏は相対的に見れば常識的な裁判官ともいえる存在でした。以前にも触れた、このブログ様の記事が詳しいのですが、前職の東京高裁時代に、反原発活動家や中核派に対して厳しく取り締まった実績があっただけに裏切られた感が強くあるのは否定できません。一応言っておきますと、明らかに左翼色が濃い(なかには学生運動経験者が!)、落選は逃れられないであろう、鬼丸かおる・山本庸幸・木内道祥氏らに比すれば、まだまだ功罪があるといえなくもありませんが・・・。

 

 あとは、実際に投票する方々の判断となるでしょう。直近に起きたこの事実をどう見るかということです。わたしならば、断腸の思いなのですが、かつての功績があってもそれをドブに捨てるような台無しになってしまうジャッジであったと評するしかありません・・・。今後、判例として利用されるかもしれない(おそらくそうなるであろう)リスクを考慮すれば、無視できないからです。

 

<追記>

 今回の総選挙で同時に実施される、最高裁判所裁判官国民審査に関するわたくしなりの考察はこの記事も含め、現時点で3つとなっています。

 

今回の選挙が初投票となるので、改めて投票の仕方や最高裁判所裁判官国民審査について調査 - ふぁるてぃ~の隠れ家 ←鬼丸かおる・山本庸幸氏に関する考察が中心です。

最高裁判所裁判官国民審査で落選させるべき、司法の立場としてふさわしくない当該人物は5名中3名か? - ふぁるてぃ~の隠れ家 ←他ブログ様の情報も考慮し、鬼丸かおる・山本庸幸・木内道祥氏らの判断材料を整理しました。

 

となると、落選対象は、鬼丸かおる・山本庸幸・木内道祥・山崎敏充氏らで、5名中4名が落選してもおかしくない何らかの行動をし、いかがわしい思想信条があるという悲惨なものとなっています。残るは、池上政幸氏であり、彼についてはホントに最近就任したばかりで、単純に経歴を見ても検察畑を歩んできたぐらいにしか受け取れず、ネット上の数多くある考察においても、判断のしようがないとして「保留」というかたちを取っているものがほとんどのようです。わたしも最近まではそうだったのですが、今回のヘイトスピーチ判決に衝撃を受けたこともあり、念のため詳しく調査をした結果、過去の経歴からして彼の実像を特定できるかもしれない情報を掴みました。以前から頭のなかにあったとある情報と複合してのもので、断定というかたちはとれないのですが、可能性の提示といった感じで、別記事において考察する予定です

 

<2014年12月12日19時台更新>

上記の池上政幸氏に関する考察を掲載したので、紹介しておきます↓