春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

小笠原諸島沖のサンゴ密漁船は実態からして軍用船舶とみなせるのではなかろうか?

 YAHOO!ニュースで次の動画を見て、疑問に思ったので簡単なメモを。

 

 

内容としては、最近テレビでもよく見かける、東海大学海洋学部 山田吉彦教授が出演していて、いくつかコメントを挙げられているものです。

 

 「真新しい日本製のレーダーを積んでいます。 かなり日本でも高級なレーダー」

 「アンテナに木の枝が付けられている。これは通常ではなかなか考えにくい。多くの船と連絡を取り合いながら動いているということを海保に悟らせないために、カムフラージュしている」

 「この船を見るかぎり密漁を超えている。中国当局黙認のもとに日本海域に出てくると。ある種、一獲千金であったかもしれない」

 

海上保安庁に押収された船体はさび付いていてボロボロに見えますが、実は高性能レーダーを搭載。通信機器のアンテナに木の枝をくくりつけるなど巧妙な偽装工作をしていました」とありますけど、こういった木の枝を使用しての偽装工作ってふつうどこの国であれ漁民がしなければならないようなことじゃないですし、そういうことはたとえば自衛隊が陸上移動用のバイクに対してしているように、本来軍隊、ミリタリーがなすものであるはずです。

 

 さらに、真新しくて高級という高性能レーダーのスペックとは如何なるものなのか。本当に、周囲のお仲間と連絡を取るためだけに高コストなものを搭載するのか非常に疑問に思います。「密漁船が遠洋の航海でも精度の高い情報を得るために」とありますけど、その精度の高い情報というのは、実際は密漁が本題ではなく、たとえば海底の形状や周辺海域の特徴について調べているかもしれません。わたしはこういう船舶に取り付けられるレーダーの事細かな詳細についてはよく知りませんが、何か匂うものです。

 

 「この船を見るかぎり密漁を超えている」と、山田吉彦教授も仰るように、小笠原諸島沖での一連の行動を利潤目的だとか経済的な観点に限定して捉えるのは表層をなぞるだけに終わってしまうような気がします。残念ながら地元民にしか一連の行動は脅威として伝わらないのかもしれませんが、中国サンゴ密漁団に小笠原島民の悲鳴「自衛隊を派遣して!」:週刊文春デジタル:週刊文春デジタル(週刊文春デジタル) - ニコニコチャンネル:社会・言論という記事がネット上にも存在するように、いい加減海上自衛隊を出し、主力として対処させることを真剣に考えるときが来ています。ですが、一般に愛国的だとか保守と目されている安倍首相は現状でこういった実態にあった対処をとらせるには法律上(自衛隊法)の欠陥等数多くの問題を抱えているにもかかわらず、われ関せずといった態度のようで、政権維持のためだけに700億もの大金を投じて、総選挙にうつつを抜かしているのはいったいどういうことでしょうか。どうやら、日本の目下の課題である、安全保障にとっては表層的でしかない集団的自衛権もうやむやにする御様子ですし、実際の行動から彼の本性というのを垣間見ることができます

 

 少なくとも、海上において自国民の生命・財産を守るというごく当たり前の行動をとる際において、いちいち国家のトップ(総理大臣)の承認が必要などと法律を弄んでいるようでは、歴史に範を求めれば、いまに痛い目に遭うのは必定でしょう。「しまった!」と思うころには時すでに遅しです。