2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
タイトルに悩みましたが、ディズレーリのそれを中川八洋氏は『保守主義の哲学』で、『英国国体の擁護』とし、約七百ページにものぼる大著、『ヂスレリー』上下巻を記した政治家でもあった鶴見祐輔氏は、『英国憲法擁護論』と訳しました。一通り、訳し終えた…
(ネット上に本当に情報がないので、今回は『フランス革命と近代政治思想の転回』に収録されている、柏経学氏の「イギリス・ロマン主義の政治思想 : W.ワーヅワスおよびS.T.コールリッジ」を参考に進めていきます。なお、この記事はコールリッジ研究の上級編…
前回のNo.1では第1の出来事として、2020年に財政破綻が起きるという非常にショッキングなことを書きましたが、これはあくまで自国内です。自国内だけでも大変なのに、日本の命運は尽きたのかと錯覚せざるを得ない「2020年の第2の出来事」が発生し…
唯物論をモーゼの『創世記』を持ち出して、「亡霊」と批判したり、マルクス主義を、「とてつもない実際的な詭弁」とし、英国の指導者たちを占有してしまっているのに嫌悪感を覚えるなどプラスの面もある反面、似通った思想をもつ哲学者、同業者をやたらけな…
サミュエル・テイラー・コールリッジとは、『英国社会思想史研究』を記した、石上良平・元成蹊大学政経学部教授によれば、エドマンド・バークに次ぐNo.2であり、それを米国で広めたラッセル・カークが『保守主義の精神』で言及しているくらいです。カークは…
今上陛下から皇太子殿下に位が渡るのを正確には「譲位」なのに「退位」と悪意あからさまな表現に辟易していて、皇室の将来に不安を抱いている方はさぞ多いでしょう。そんな昨今、事あるごとに警鐘を鳴らしているある方の記事が気になりました。 http://nakag…
※2014年10月時点の記事です。 ロシアは、ウクライナに対する侵略願望を隠しておらず、最近は、ロシアが2008年にウクライナ割譲を提案=ポーランド元外相(https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-poland-sikorski-idJPKCN0IA08420141021)というニュ…
(注)2014年8月時点の記事です。 来たれ、未来のエジソン=異才の不登校児、発掘へ―東大先端研などサポート 突出した才能を持ちながら、学校生活になじめず不登校になっている子どもを選抜し、日本をリードする人材に育てる「異才発掘プロジェクト」に東京大…
※一応、過去記事です。 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?eid=290 という興味深い記事を読んだ経緯があって、「えっ?よくは知らないけど、萌えキャラ等で一時期それなりのブームになってたドラッカーって英米の保守主義思想と関係あるのね」と驚きに満ち溢れ…
だいぶ前に中川八洋氏の『保守主義の哲学』を一読していて、久々に見たら次の点が気になりました。 「このベンサムの哲学とは、……政治は国家権力が全国民すべての個人個人を監視し(幸福)を強制するという、実に奇妙キテレツな全体主義体制の構想であった」…