春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

ライム病(ライム脳症)に関する未邦訳情報まとめ

ライム病を初めて知ってから、そう日は長くないですが、驚くようなことばかりなので、一つ記事を作ることとしました。この病気は脳に侵入して悪さをすることがあり、かなりの数の精神疾患を模倣できるという対策を考えると非常に厄介な特徴を持っています。しかし、関係省庁でもある厚労省農水省ともにたいした危機感がなく、実際手元にある『動物看護の教科書 増補改訂版 第3巻』の4章、動物公衆衛生学の表1、「日本国内で問題となる可能性のあるおもな人獣共通感染症」に名前が出てくるだけで、具体的な記述はありません。あるデータでは米国の精神病患者の三分の一が感染徴候があるという指摘もあるのに、この有様です。統計がないだけで、潜在的な脅威は計り知れないものがあります。ネット上で調べても、慢性疲労症候群に傾倒している感があり、模倣できる精神疾患についてはほぼノーデータのわりにはガセネタが蔓延してる悲惨な有様で思わず絶句しました。ですので、熱意のある有志からのコメントはすごく大歓迎です! 更新・加筆はぼちぼちやっていきます(最終更新日も付記します)

 

【ガセネタ】
 
「オゾン療法+ビタミンCが効果的(したほうがいいって)」
→比較で用いられることはあるが、付随で取り上げられることは私の知る限りない。例えば、「オゾンは、ビタミンCを含む他のどの治療よりも抗酸化物質の保護を高める」など。信頼性のある英文記事で同時併用することによってオゾン単体よりも効果が高まるなどと謳ったものはないし、選択肢ですらない。

Ozone increases antioxidant protection more than any other therapy including vitamin C.←比較級 more than の前後の療法が別物であるのは明白。

 
Herbal therapy, vitamin C IVs, ozone therapy and other treatments that restore balance and wellness support this.

 
like ozone or high dose vitamin C, 

 
「日本では使用可能なワクチンはない(wikiのライム病に関する記述)」
→これは、半分正解半分嘘。まるで、外国ならあるかのような表現であるが、かつて存在したGSKのLYMErixや他企業のlmuLymeにせよ、市場に出回っているものはない。よって、世界で認可され使用されているものはない。
 
・開発中のライム病ワクチン
フランスのValena社が鋭意開発中のVLA15や、チェコのコードネームや名称は不明だが、Bioveta社のものがネット上に情報として存在。フランスのは米国のFDAが認可に積極的で、チェコのはドイツの研究所と連携してる模様

VLA15は2018年初頭に初期試験を完了したとのこと。現時点で一番有望なのはこれかもしれない

 
Bioveta社の名称不明のライム病ワクチンに関する情報はこれ

 
(ライム病ワクチンが潰されたことについて思うこと)
米国で、承認申請もされなかったlmuLymeは置いとくとして、後に副作用との因果関係がないとFDAに認められたLYMErixを潰した訴訟団、安易に飛びついたメディアは腹立つ。確かにグラクソスミスクラインは変な薬を作る製薬企業として有名かもしれないけど、この流れは酷いと思った(個人的にラミクタールに助けられてることも相まって)