#哲学
タイトルに悩みましたが、ディズレーリのそれを中川八洋氏は『保守主義の哲学』で、『英国国体の擁護』とし、約七百ページにものぼる大著、『ヂスレリー』上下巻を記した政治家でもあった鶴見祐輔氏は、『英国憲法擁護論』と訳しました。一通り、訳し終えた…
(ネット上に本当に情報がないので、今回は『フランス革命と近代政治思想の転回』に収録されている、柏経学氏の「イギリス・ロマン主義の政治思想 : W.ワーヅワスおよびS.T.コールリッジ」を参考に進めていきます。なお、この記事はコールリッジ研究の上級編…
唯物論をモーゼの『創世記』を持ち出して、「亡霊」と批判したり、マルクス主義を、「とてつもない実際的な詭弁」とし、英国の指導者たちを占有してしまっているのに嫌悪感を覚えるなどプラスの面もある反面、似通った思想をもつ哲学者、同業者をやたらけな…
サミュエル・テイラー・コールリッジとは、『英国社会思想史研究』を記した、石上良平・元成蹊大学政経学部教授によれば、エドマンド・バークに次ぐNo.2であり、それを米国で広めたラッセル・カークが『保守主義の精神』で言及しているくらいです。カークは…
※一応、過去記事です。 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?eid=290 という興味深い記事を読んだ経緯があって、「えっ?よくは知らないけど、萌えキャラ等で一時期それなりのブームになってたドラッカーって英米の保守主義思想と関係あるのね」と驚きに満ち溢れ…
だいぶ前に中川八洋氏の『保守主義の哲学』を一読していて、久々に見たら次の点が気になりました。 「このベンサムの哲学とは、……政治は国家権力が全国民すべての個人個人を監視し(幸福)を強制するという、実に奇妙キテレツな全体主義体制の構想であった」…
最近挙げられた、ある記事によると、(https://kimugoq.blog.so-net.ne.jp/2018-06-26)マコーレー以外で功利主義を批判したのは四名いるそうです。 歴史家のポール・ジョンソンはベンサム流の社会改造思想を「全体主義的傾向の強いユートピア哲学」と名づけ…
一八二九年にマコーレーがジェイムズ・ミルの『政府論』を攻撃したとき、功利主義者でベンサムの友人であったミルは五六歳で、マコーレーは三〇歳にも満たぬ青年論客でありました。マコーレーはその攻撃でミル一派の無教養ぶり、当たり前のことをさも新しい…
負の側面がそれなりにあるという点で、ジョン・クィンシー・アダムズやジョン・カルフーンに近く、取り上げる必要性に疑問を感じていましたが、米国でバークを広めたラッセル・カークが著書で取り上げているため、書くこととしました。また、日本で冷遇され…
J.S. ミルとは、wiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%AB)にもあるように、「社会主義者」であることを隠していません。ですから、…
UNオーエンや最終鬼畜妹ではありません、悪しからず(笑) なお、これから述べる経歴に関しては、丹念にまとめられた中川八洋先生年譜(https://nakagawayatsuhiro.jimdo.com/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E5%85%AB%E6%B4%8B%E5%85%88%E7%94%9F%E5%B9%B4%E8%AD%9C/)…
最大の謎かもしれませんが、私見を。大きく分けて、ブログ・書籍・Youtubeがあるので、それぞれ考察。 ・ブログ(=中川八洋掲示板) 個人的にチャーチルを題材に軍事的・地政学的な記事を挙げていたころはまだマシというか名誉教授の品格はあったと思います…
イマサラタウンな感じですが、詳細を。告白みたいなものです。 中川八洋ライブ03が挙がって、即座にメモを取るくらい喜んでいましたが、翌日か2、3日後に内容に関して疑問が湧いたので、大体次のようなコメントを書き込みました。 「ネット上に、北朝鮮の…