春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

中川八洋氏はギフテッドなのか?

UNオーエンや最終鬼畜妹ではありません、悪しからず(笑)

なお、これから述べる経歴に関しては、丹念にまとめられた中川八洋先生年譜(https://nakagawayatsuhiro.jimdo.com/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E5%85%AB%E6%B4%8B%E5%85%88%E7%94%9F%E5%B9%B4%E8%AD%9C/)を参考にします。当然、虚言や妄言ではないという前提です。

始めに蛇足かもしれませんが、中川氏とギフテッドを紐づけるとき、思い浮かぶのが、牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)というキャラクターです。「海外留学し、アメリカのヴィクトル・コンドリア大学(架空)へ飛び級で入学した天才少女。18歳にして大学院に所属し、脳科学研究所の研究員。高名な科学雑誌にも論文が掲載され、その界隈では有名人」という設定で、一見堅物に見えますが、匿名掲示板の@ちゃんねるに重度にハマっているサブカル性があったり、ハイデガーを口にするなど哲学方面、音楽に関しても造詣を持っている特徴があります。
こう聞くと、知らない方でも、「あぁ、なるほど」と思い当たることがあるのではないでしょうか。そう、中川氏は政治哲学や軍事、国際政治学など純粋な学問だけでなく、サブカルにも興味があります。「バカの気持ちが分からずに政治活動ができるか!」と管理人に一喝するほど、ドラマや芸能を嗜み、またYoutubeでは8chと付記するなど、明らかに2ちゃんねるを意識している事実があります。もしかしたら、定期的に覗いているのかもしれませんw 幅広い造詣があり、似ていてギフテッドの可能性があるという点で非常に興味深いことだと思います。

さて、本旨に戻るとして、中川氏は小学生の時点でかなり怪しいことをやっています。小学校四年生(9歳)のとき、若い女教師の発言、「中共から蝿がいなくなりました」との発言に年相応でない論理的な疑問をぶつけています。ファンの人なら純粋にこのころからすごかったのかと思う人多しでしょうが、こういう発言は9歳の時点の努力ではなしえず、教師の発言のおかしさに気付くのはそう簡単なことではないはずです。この時点ですでにギフテッド率が高いのですが、もう一つ推測すべきことがあります。そもそもどこで培ったのかもわからないそんな頭脳があれば、担任教諭に邪推に扱われるだろうとかクラスで孤立する可能性に気付くはずです。ところが、それに純粋に頭が回らなかったのであれば、空気が読めない特徴があることになり、アスペルガー等の可能性が出てきます。専門的な話になりますが、2Eと呼ばれる、日本語での「二重特殊ギフテッド児」が正確な位置付けになると思います。つまり、先天的に持った突出した才能がありながら、発達障害などの精神疾患を併せ持つ人物だったことになります。名前についても、終戦の年に生まれ、何かを感じた両親が世界の八つの大洋を意味する、「八洋」と名付けたのかもしれません。

その後は、金子堅太郎の系譜でトップクラスのエリート校、修猷館に入学したり、東大の難しい部類に入ったり、西のハーバードといわれるスタンフォード大学に留学したり、行政の一役人になったりとこれまたすごい経歴ばかりですね。しかも政治家に取り入り、ブレーンになったりグループを作ったりなんてこともあります。そんな年月を経て、筑波大学の教授に40代でなったのもすごいかと。

そういう事実を踏まえた上で、決定的だと思ったのが次のブログでの発言です。

「米国の一流大学はレベルが高く、東大の非ではない。東大なんか生まれながらの秀才にとっていっさい受験勉強せずとも簡単に入学できるが、米国の一流私立大学はそうはいかない」

一般の日本人が聞けば途端に激怒を覚える発言だと思いますが、ギフテッドに関して一定の知識があるひとなら、いよいよ尻尾を出したなと思わずニヤリとなります。一般的に日本では才能に関しては先天的なものは大したものはなくて、後天的に得た能力より劣るという見方があります。ところが、英米では先天的な能力差があるという前提が普通に存在していて、中川氏のいうような、「生まれながらの秀才」はたくさんいることになっていて、公教育の世界でも見つけ出すシステムがあるのです。おまけに行政が定めたギフテッドに関する多元的な定義が世界各国で引用・流用されている実態があります。私の分析としては、中川氏は「努力する才能が並外れた」ギフテッドで、分析系の方向があると考えてます。

そんな不安定で並外れた中川氏がたくさんの理論体系を書籍として出版し続けられたのは周囲の人が優しくて理解があったからだと思います。上手く誘導していたのではないかと。ただ、経歴詐称をするだけでなく、裏で期待・信頼を裏切る何かをやらかしたから干されて最新刊は自己出版の運びになったのではないでしょうか。つまりは本格的に壊れてしまったのかと思います。

本当の本当に尊敬していた人物が朽ち果てていくのはかなり辛いものがありますね。現在の中川氏はギフテッドとしての才能を喪失してしまった、空気の読めない精神疾患だけが残った出涸らしのような存在なのかもしれません。力を使い果たしていたとしてもおかしくはない、よく頑張ったほうだと思いますが、可能なら昔のような本当の切れ味のある中川八洋に戻ってほしいと思ってます…