春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

新説 ジョン・タイター 2020年日本地図 No.2「2020年に起こる第2の出来事」

前回のNo.1では第1の出来事として、2020年に財政破綻が起きるという非常にショッキングなことを書きましたが、これはあくまで自国内です。自国内だけでも大変なのに、日本の命運は尽きたのかと錯覚せざるを得ない「2020年の第2の出来事」が発生します。最悪の出来事が連鎖するから2020年なのかもしれません。その第2の出来事についても中川氏は、別の著でこのように主張されています。

実際に中共では、(ソ連製)六万トン空母「旧ワリヤーグ」が改修をほぼ終えて就役直前だし、これに加えて二隻の五~六万トンの空母を国産で二〇一六年までに建造することになった。台湾の命運は、これらの空母の運用が開始される二〇二〇年頃と予測される。・・・・・・そして、台湾併合の次は、沖縄占領を敢行するだろう。すでに実行している強盗のような東シナ海での天然ガス生産にしろ、尖閣列島の領有への野望にしろ、(沖縄周辺の海洋地図作成を実行しているのもそうだし)、それらは沖縄侵攻への前哨戦である。・・・・・・台湾は"沖縄を守る不沈空母"であり、台湾の独立なしに沖縄の安全はない。この程度の初歩的な常識をもつのが、主権国家の正常な国民ではないのか (中川八洋 『地政学の論理』 十二~十三貢 文章内の()は、別の何かの著で著者が記述していたことを私が追加した)

文章の通りですが、第2の出来事は、2020年頃に台湾や沖縄が中共によって侵攻される、ということです。この『地政学の論理』は日本外交に欠かせない「スパイクマン地政学」と日本国防に死活的な意味合いを持つ「マッキンダー地政学」の2つを中心に軍事、国際情勢について述べられているもので、中共やロシアがどれほど脅威であるか、逆に日本における「反米」がいかに間違っているか、むしろ、日本とアメリカの国防、言い換えれば、両国は国益が合致することについて鋭く解説されているものです。

台湾という国が良く知られているように、「親日」であったり、あるいは、アメリカと協力関係にあるのは、おそらく、本能的にそうしないと台湾が滅びると確信しているからでしょうが、まさにその通りで、台湾に侵攻という形で火がつくと、「台湾→沖縄→日本(本土)」とガソリンが引火するかのごとく大連鎖が起きるためであり、この台湾・沖縄・日本(本土)は「運命共同体」に近い関係にあるものです。

No.3では、2020年地図の直接的な原因となるあることについて、書く予定です