春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

新説 ジョン・タイター 2020年日本地図 No.1「2020年に起こる第1の出来事」

(注)2011年に書いたものです。

「旧説 ジョン・タイター 2020年日本地図」を書こうと思ったきっかけは、ゲームが原作でアニメ化もされた「Steins;Gate」にジョン・タイターが登場したからで、たまたまネット上にあったその地図を見て、もしやと思い書いたわけです。

その旧説の主張は、「2国の内の片方、新大和皇国は皇国と名乗っていることから、おそらく、天皇を元首とする現在の日本を直線的に継承した正統な国家で、逆に蝦夷共和国は新大和皇国から独立し、共和制をとっているだろうこと、あるいは皇国と共和国という非常に対になる関係から、共産主義国家ではないのか?(実際に、共産主義国家は共和国という名称が多い)、つまり現在が2011年だから今後9年間の間に日本国内で内乱でも発生するのではなかろうか?」というものです。

それで、後日、この旧説が違うかもしれないと思ったのは、とある本を読んだことが始まりです。確かにこの地図は、本当にジョン・タイターが指摘したという明確な証拠はなく、正当性は一切ないものですが、現実に起こりうることと奇妙に合致する点が多いため、改めて新説として書く次第です。

まず、初めにこの新説は旧説と認識を同じにする部分があるということで、そのことについて述べると、新大和皇国の解釈は全く同じであり、蝦夷共和国についても従来の日本から分裂した国家であることには変わりないことです。

違うのは、「2国が日本国内の内乱で分裂」したわけではないことであり、この新説は①地理的な観点と②財政・軍事面で現実に起こりうるほぼ確定している事実の2つを、旧説をベースに、いわば、「強化・発展」したもので、オカルトと現実をバランスよく混ぜ合わせたものだと思っていただければ、それで良いと思います。

さて、この地図を見て、疑問に思うことは「何故、2020年なのか?」ということですが、実は2020年という年は重大な出来事が少なくとも2つは発生します。このことについて、著作を通じて主張されているのが、中川八洋氏であり、まず第一の出来事を次のように主張されています。

・・・・・・日本の「福祉国家」路線は一九六一年にスタートし、「スーパー福祉国家」路線へとさらにそれを過剰にして「福祉元年」だとはしゃいだのは一九七三年であった。一九六一年をスタートだとすれば、七十四年後の二〇三五年までには、「スーパー福祉国家・日本」は、世界の嘲笑と侮蔑の中で、機内で爆弾が破裂した飛行機のように、国家全体ともども、空中分解的に遺え去るだろう。いや、もっと早い。あと十年後の二〇二〇年頃までには、必ず国債の大暴落を伴って大破綻が起きている。 (中川八洋 『民主党大不況』 六四貢)

つまり、第1の出来事は、2020年頃に日本は財政破綻に直面するということです。日本が「スーパー福祉国家」で、さらに民主党が政権を掌握したことでどれほどトンデモなことになっているかは、同氏の『民主党大不況』を一読すれば単純明快なのですが、日本は社会保障という歳出削減、流行しているワードを用いれば、「脱・福祉国家」を実行しなければ、2020年はもとより、2035年には完全に亡国に至ることは間違いありません。

ひとまず、長くなったので、ここまでとし、次回は2020年に起こるであろう第2の出来事について書く予定です