春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

香港のギフテッド教育まとめ(要約)

合田美穂氏の「香港におけるギフテッド教育事情」https://www.blog.crn.or.jp/report/02/111.htmlとより詳しく述べたPDFのまとめ。

①ギフテッド教育の歴史
1990年代に入ってから、初等部からスタート。10年経った2000年以降、ようやく中等部でも本格的に開始。2009年3月、ギフテッド教育学院が「二重特殊ギフテッド児を探す計画」を打ち出した。

②内容(アメリカを模倣・意識)
1990年の『第四号報告書』では、アメリカ連邦教育局によるギフテッドの多元的な定義が引用されている。2001年から始まった「特別ギフテッド児育成支援計画」の大部分は無料。個別の大学による単位課程のみについては、関連する大学が受講料を徴収しているが、減免制度も設けられており、低収入家庭のギフテッド生徒も優遇を受けられることになっている。

③中国の政府主導型と日本の民間主導型が混合した「官民協働模式」

・中国→1970年代から小学校および初級中学校で、「超常」か鑑別される。15歳未満で、大学入試をパスされ、重点大学に送り込まれる。相当優遇されており、費用は国家が全額負担している。しかし、共産主義国家であるからか、職業選択の自由はなく、決められた進路に進むしかない

・日本→国家が長い間無視してきた経緯がある(ある英語の論文では、相当辛辣な批評を下しているものも)。1965年に設立された「知能研究所」は民間機関の代表格。

・補足。台湾では、ギフテッドの育成をしなければならないという立法規定がある。