春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

最高裁判所裁判官国民審査で落選させるべき、司法の立場としてふさわしくない当該人物は5名中3名か?

 前回、衆院選およびそれと並行して行われる最高裁判所裁判官国民審査について、今回の選挙が初投票となるので、改めて投票の仕方や最高裁判所裁判官国民審査について調査 - ふぁるてぃ~の隠れ家という記事を挙げましたが、その後詳細に調べてみるとその他のブログ・サイト様が触れられていない事実についても指摘している半面、情報不足な面も多々あることが判明したので、改めて言及することとします。

 

 今回、最高裁判所裁判官国民審査で対象となるのは、鬼丸かおる、木内道祥、池上政幸、山本庸幸、山崎敏充の5氏であり、(最高裁裁判官の国民審査も告示 :日本経済新聞 )当該候補について大系的に言及されている記事を見つけたのでひとまず紹介。

 

正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 ダメ裁判官に×を付けよう!最高裁判所裁判官国民審査で鬼丸かおる、木内道祥、山本庸幸に×を!

わたしの前回の記事と比較すると、山本庸幸・鬼丸かおる両氏については落選させるべきとして同意見となっており、相違点として木内道祥氏の名が有効な判断材料とともに挙げられています。この3者の問題点を簡単に言及したものとして、Yahoo!知恵袋の質問もありますが、以下情報を統合しておきます。アンダーラインが引いてある点は、わたしの前回の記事で扱ったものです

 

◎鬼丸かおる氏(なぜ落選させるべきか)

司法の立場に属しながら軽犯罪教唆。偽善者の疑いあり。また、「男女」というごくありふれた言い方を「女男」のほうがよいとする、フェミニストの可能性大。

 

②1995年から2009年までは合憲であったにも関わらず、突如ときの14人全員一致で違憲の判断を下した、“2013年9月革命”ともいうべき、非嫡出子(婚外子)の遺産相続分の裁判に関与。この判決の問題点については、おなじブログ様が、婚外子の相続差別は違憲!最高裁大法廷・逆差別の不当判決!合憲から14人全員一致で違憲にという記事で詳しく指摘されているので、参考になるかと思います。その記事では、同判決の裁判長裁判官を務めた、竹崎博允氏がじつは江田五月氏の高校・大学の後輩であることが明かされていて思わず納得しました(笑)

 

③東京「君が代最高裁判決(②と同時期)において、国旗掲揚や国歌斉唱の際に、公立学校の教職員が不起立などをしても処罰できない場合もある、とする捕捉意見をつける。この補足意見については、全文がこのブログで明かされています。ただし、そのブログは「君が代>不起立処分大阪府人事委員会不服申立当該12名によるブログ」としていて、実際にそういった内容なのでどういう立場かは言うまでもありません。が、判決の資料も添付されていて、鬼丸かおる氏がどういう意見をつけたのかがよく理解できるものです。重要点を挙げると、次のようなものとなっています。

 求められる配慮としては、①当該教諭の国旗国歌に関する思想についての従前からの表明の有無、②不服従の態様、程度、③不服従による式典や生徒への影響の内容、程度、④当該職務命令の必要性と代替措置配慮の有無、⑤不利益処分が当該教諭や生徒に与える影響度、⑥当該職務命令や不利益処分を課することが裁量権の濫用あるいは逸脱となることもあり得るところ、これらの事情を総合的に勘案した結果、当該不利益処分を課することが裁量権濫用あるいは逸脱となることもあり得る

 いろいろおかしなものですが、①の従前からの表明の有無とはどういうことなのでしょう? 先生であれば、多少の濃淡はあれ自国の歴史やシンボルというべきものに敬意を抱いて当たり前でしょうし、次代を担う子どもたちに祖国に牙を向けさせるような特定の政治意図をもった人間に教育をしてほしいと欲する親がそれほど多くいるのか疑問です。どちらにせよ、そういう憎悪感情を持った人間が多くなれば、日本国という伝統しての国は必要なくなるでしょう。そういった人々がどういうシナリオを目指しているのかは容易に理解できます。また、④で挙げられている、式典や生徒への影響があると一般に認められるのは、国旗を掲揚しなかったり国歌を斉唱しない教師の行為にあるのではないでしょうか。つまり、大多数の決め事に関していちいち駄々をこねて無用なストライキのようなものをはたらき、周りから変な目で見られることもあるでしょうし、ある生徒にとっては不快に映る可能性も否定できません。国旗を掲揚したり、国歌を歌ったら寿命含め何かが減るわけでもないし、それをしなければ北朝鮮のような全体主義独裁国家と違って銃殺されるわけでもないのに、どうして教師に国旗国歌に関して否定的な思想が当然のように認められるとするのか、不思議なものです。

 

◎山本庸幸氏(なぜ落選させるべきか)

三権分立ガン無視の集団的自衛権反対および“アカの巣窟”と化していて劣悪なのが実態の、内閣法制局出身。内閣法制局に関する参考:中川八洋筑波大学名誉教授の記事、“クズ官僚の姨捨て山”内閣法制局は必要か ──安倍晋三の「集団的自衛権」解釈正常化は正しい

 

◎木内道祥氏(なぜ落選させるべきか)

①上述の鬼丸かおる氏と同じく、1995年から2009年までは合憲であったにも関わらず、突如ときの14人全員一致で違憲の判断を下した、“2013年9月革命”ともいうべき、非嫡出子(婚外子)の遺産相続分の裁判に関与。

 

朝鮮総連中央本部の土地・建物の競売をめぐり総連側が申し立てた許可抗告について、総連側が供託金1億円を納めることを条件に、一時的にマルナカへの売却許可決定の効力を停止する決定をなすという、法治国家否定論者。司法のしかも最高裁の立場の人間としてふさわしくないのは自明。(参考:総連本部競売、1億円納めれば売却停止 最高裁 - 産経ニュース

 

学生運動への参加経験がある。この過去の経歴については、wikipediaが簡単に触れていますが、周知の通り誰でも編集できることから、記載されている情報に関して公共性だったり信憑性が担保されない問題点があります。ですので、一般のメディアが何か報道していないか調べてみると、徳島新聞が2013年4月にインタビューしていて、本人が申告している記事がありました!

神戸市の進学校から東大に進み、1960年代後半にはキャンパスで吹き荒れる学生運動の風を目の当たりにした。「あの時代ですから、みんな多かれ少なかれ参加していた。私もそうです

 昨今のいわゆる保守界隈においても、かつて学生運動に参加していた経歴があり、普段から胡散臭い言動・行動をなしている人物もいたりしますが、木内道祥氏も同類なのでしょう。シンプルに注意すべき人物です

 

 以上、改めてまとめると投票所で×をつけるべき対象者は5名中3名、鬼丸かおる・山本庸幸・木内道祥氏らとなりました。5名のうちの、山崎敏充氏は前職の東京高裁時代に、反原発活動家や中核派に対して厳しく取り締まった実績があり常識的ともいえますが、どうやら今回の国民審査では法というものをトランスフォームさせることに情熱を注ぐ、一種の革命家が非常に多く、香ばしい匂いがプンプンするものです。せめて司法の最上位に当たる最高裁常識的な法曹の手によって運営される日がやってくることを願うものです(マスメディア、とくにテレビは国民審査が近い時期くらいは最低限該当する最高裁判事に関しての情報提供をせよ!サボるな!)。