春恋ねむ。の不定期ショコラβ(仮)

書庫をもじったものです。ステーキショコラにしようか迷いましたが、特に深い意味はありません。幽霊みたいな人が気まぐれで色々考えるブログ的なものがコンセプト。しばらくは暫定として、不定期ショコラSNS.β(仮)という記事に短文形式で書き込んでいく、アップデートしていく的な感じでやっていく予定でござるん。

ラミクタールの抗躁(抑制)作用?

現在、リーマス400、ラミクタール100、オランザピン2.5を服用してますが、過去の反動からしてみれば無難に軽躁状態を乗り切った感があるので、一つの参考として。私特有の反応かもしれませんが、似たような記事がネット上に存在しないので書くこととしました。特に記載のない限り、数字の単位はミリグラムです。

この組み合わせに至った経緯を並べると、
①メインのリーマス400では、軽躁を防ぐことも抑制することもできず、自覚のない暴走を繰り返し、連日相当な希死念慮が襲いかかってきて抗うつ薬でも飲まないと助からないのではないかとお医者様に相談し、紹介してもらったオランザピン5を飲んで大幅に改善
②まだ試していなかったラミクタールを服用することに決め、50に到達した段階で謎の定期的な頭痛に悩まされ、元々飲んでいたオランザピンの量を半分の2.5にすることで解決。ラミクタールが100に到達してしばらくしてエネルギーの波が緩やかにフラットになる感じを味わう
③この組み合わせで一定の時が立ち、エネルギーがいつも溢れているかのような感覚がやってきて、軽躁が来たなと自覚できた

結論からいうと、ラミクタールは他の薬との兼ね合いがあるので一概には言えませんが、気分やエネルギーの不安定な波がフラットになる感覚まで調整していけば、自覚することができる、つまり完全に防ぐことはできずとも相当抑制できる可能性が高いと思います。フラットになる感覚というのは一度体験しないとなかなかわかりずらいとは思いますが…。ただ、これはうつ状態のときか普通のときにしか調整できない難点があり、私の父親が双極Ⅰ型なんですが、薬を減らさないとよくならないとか変な固定観念にとらわれているとどうしようもないですね。もしかすると、この戦術はⅡ型にしか通用しない可能性もあるので。

個人的な見方を述べると、双極性障害でいう、(軽)躁状態とは、それに乗っ取られた状態を表していて、逆にいえば心のなかに2人、普通の自分が存在する余地があれば、自覚するのは難しくなく、症状によっては周りの人を気づつけることも少なくなるはずです。気づけた今回のケースがそうで、普通の人から見れば多重人格に思えるかもしれませんが、自分の心のなかに上述した2人が確実にいて背中合わせになっている感覚がありました。付け加えると、対等になってましたね。

私が軽躁状態に入ると、遠出をしたくなるもしくは普段運動しないくせに毎日散歩したくなる衝動、やれるぞという感覚に駆られるんですが、客観的に冷静に見れて異常な動きをすることはなかったです。私のⅡ型は自殺した祖父から脈々と受け継がれてきた遺伝性のものなので、相当難しいかなと思っていましたが、なんとか打ち消せるんだなと自信が湧いてすごく嬉しかったです。今回この記事を書いたきっかけなんですけどね。

ラミクタールは相当なポテンシャルのある気分安定薬だと思いますが、弱点が2つあるんですよね。1つは、薬価がそれ相応に高く、本当は200飲みたいんですが、100で止めてます。効果があったので、一安心ではあるんですが。2つ目は、人によっては、そもそも服用できないもしくは既に飲んでいる薬との相性によっては、相当慎重にならざるを得ないところですね。薬疹、重篤な皮膚障害、デパケンですね。

エビリファイに後継薬としてレキサルティが出たように、ラミクタールにもそういう弱点を克服し、マルチに対応できる新薬が登場することに期待したいですね。この記事が少しでも多くの同じ悩みをもつ患者さんのお役に立てれば光栄です。